県民性 商品
県民性とは、日本の都道府県ごとの県民の性質や行動などの傾向を指す言葉です。まだ日本の地域がそれぞれ国として統治されていた頃は、「お国柄(おくにがら)」よも呼ばれていました。
県民性はその土地の歴史や文化、宗派といった文化的な要素のほか、その土地の地形や気候といった自然環境も影響を与えているとされています。
たとえば、大阪は商都として栄えたために商人の処世訓が確立され、お金に細かく、話し上手という県民性を生み出しました。
また、東北地方では厳しい寒さの風土から保守的ながらも粘り強さがある性質、などと評されます。
もちろん、人によって育つ環境は大きく異なるため一概にはいえませんが、大まかに見ると当てはまることも多いようです。
- 歴史学から見た県民性
- 最近はやりの県民性だが、本書は学究的にそれを形成した歴史的背景を丹念に解説する。前半は著者の専門とする比較文化論的な総論、地形、気候の要因とともに、鎖国時代の幕藩体制が与えた影響が大きいとする。中世までは盆地ごとに文化が異なったとする説は目新しい。各県ごとの特性を詳述した後半は、面白いエピソードも散見されるものの、一般的なガイドブックの域を出ず、やや中途半端な印象。
- 県民性の歴史的背景を描いた好著
- いわゆる「江戸っ子」や「薩摩隼人」や「難波っ子」と言った各地方人の気質について、地理的、歴史的、社会的な背景をもとにして描いて見せた「県民性」のガイドブックです。<p> 今のように東京一極集中が進む以前、つまりは近代国家としての道筋を歩む以前の日本の姿は、「西日本と東日本とは別世界である」と言うことを主張しています。<p> そして、各県民の気質が形成されていったプロセスについて、中世まで続いた近畿地方以西の大陸的な「西国文化圏」の形成プロセス、東西における武士団の組織の相違、そして江戸時代の徳川幕藩体制の時代に各藩に根付いていった庶民の気質を中心に、要を得た説明をしてくれています。<p> そして筆者は、このような日本の多様性こそが、日本の現在の閉塞状況を打破するキーポイントとなることを期待しているのですが、本当のところどうなるか、私にも自信は持てません。しかし、異郷の地でいかなる態度で接するべきかについての、簡単なガイドブックとして、この本はお勧めです。
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